おしゃべりSo hajimeの音楽日記 路上ライブ

塾の帰り、駅前で路上ライブしてる人に出会った。

名前は遊人さん。兵庫県から来て、全国各地を回りながら路上ライブしてるらしい。

 

その人の路上ライブには面白いルールがあって、

1 各県でライブをし、いいと思ってくれた人から署名をもらい、47コメントされるまでその県から出られない

2 同じ場所で3日間はやる

3 一県につき必ず一曲作る

等々。

 

正直

路上ライブなんてヤンキーみたいなにーちゃんが叫んでるただの自己満な演奏でしかない、と思っていた。

 

でも遊人さんは違った。

 

歌声は透き通る、ギターの技術は今まで聞いてきた誰にも劣らない。(世界は広いからあくまで僕が聞いた中での話)

メロディラインと一般的な和音の進行、そして歌詞の絶妙な調和が見事なアンサンブルを展開しオーディエンスの心を揺さぶる。

 

何が目的で路上ライブを始めたのかはわからないが、少なくともこの人には、何か我々に訴えかけるような、輝かしいものを持っていた(中途半端な表現で誠に申し訳ないがほんとにそうとしか言えない)

 

この人の演奏を見て、自分は改めて考えさせられた。

 

自分のやってることもただの自己満足じゃないのか。

過去の出来事から疑われ始めた自分の価値観が認められるかどうか知りたくて、なんて立派な理由じゃなく、

自己顕示欲、虚栄心のようなものが自分ではわからないところで芽生えてはいないか。

 

不覚にも、答えはすぐには出なかった。

 

えらそーにヤンキーなにーちゃんが自己満で歌ってるだけとか叩いていたけど、自分もその一人、なのかもしれない。

 

 

 

 

 

衝撃だった。

 

 

一度、「なぜ自分が音楽を始めたのか」

原点に立ち返り考え直して見ようと思う。

 

日常的に側に在るのでそれを徐々に忘れてしまったのか、それとも本当に自己顕示欲の塊だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遊人さん、ありがとう。